2010 南米・ペルー旅行: 2010年10月アーカイブ

クスコの空港から、モライ、マラスの塩田を経由して、
オリャンタイタンボの街に到着し、
ますは、ペルーレイルのオフィスへゴー。

2010年7月当時、年初にあった洪水の影響で、
オリャンタイタンボからマチュピチュ村へ行くには、
鉄道(or 徒歩)しか方法がありませんでした。

でも、「何とかなるでしょー。」と軽く考えていて事前予約もせず、
ペルーレイルのオフィスに当日チケットを買いに行ったのですが
ほぼ満席で、23:12オリャンタイタンボ発、翌1:00マチュピチュ着の
終電しか席が残っていないと言うでありませんか。

ひーーっ!!
7月なんてハイシーズンだもんね。。

そんな夜中に初めての街に到着するのは危険。
そもそも、こんな田舎のオリャンタイタンボでどう過ごす?
(お店なんて、さっさと閉まってしまいそう)
早朝からの大移動で疲労困憊、高山病も心配etc...

様々な不安が胸をよぎりますが、この終電のチケットも
売り切れてしまったら怖いので、とりあえず購入。
バックパッカークラスで1人31ドルでした。

# ペルーレイルの価格は米ドル表記。
# ソルで払いたいときは当日のレートで換算されます。


さて、何とかチケットを手に入れたはいいものの、
電車の時間までどうしよう、、と途方に暮れていたところ、
ペルーレイルの斜め向かいに「インカレール」という看板を発見。

「インカレール?何それ?」

って感じでしたが、オフィスのお兄さんの話しによると、

マチュピチュへの線路には複数の鉄道会社が乗り入れていて、
インカレールは、その新興の会社なのだとか。
片道50ドルと、ペルーレイルよりも少し割高ですが、
夕方出発の電車に席の余裕はあるそう。

やったーー!!まさに渡りに船。

ペルーレイルのチケットは最悪、捨てることにして、
とりあえず、インカレールの切符を買って
マチュピチュまでの移動を確保することができました。ほっ。


そして、次にペルーレイルで交渉。

23:12オリャンタイタンボ発のチケットを
払い戻しできないかと聞いたところ、
クスコの本社でしかできないからNGとのこと。

でも、変更は可能だそうで、

オリャンタイタンボ発→マチュピチュ着
バックパッカークラス 31ドル

という、往路のマチュピチュ行き切符を、

マチュピチュ発→ポロイ(クスコ)着
ビスタドームクラス 43ドル

復路のクスコ行きに振り替えてもらうことに成功。

変更手数料+差額を払って、帰りの切符も
無事ゲットすることができました。一石二鳥~~。

切符を一つ買うのに費やしたのは都合2時間。
ペルー人とのカタコト英語&スペイン語での交渉は
か~な~り大変で、どっと疲れました。

って、そもそも予約をしなかった私の自業自得ですね。
これから行かれる方には素直に事前予約することをお勧めします。

すったもんだの末、16:47オリャンタイタンボ発のインカレールに乗車。

きれいにリノベーションされて快適な車内です。

お茶とお菓子のサービスもありました。

アメニティがかわいい!!

でも、後発の弱みか、ペルーレイルとのすれ違いの度に
電車は途中停止。エラく時間がかかりました。とほほーー。

19:30頃にマチュピチュ村に到着すると、疲れた体にムチを打ち、
翌日分のマチュピチュ遺跡のチケットを購入。
(マチュピチュ村のセントロにある売場で買えます。)
1人126ソルでした。高っ!!


この日は怒涛の移動で疲れ果て、
夜ごはんを食べる力もなく、バタンキューzzz。

でも、翌日はマチュピチュ見学のため早朝3:00起床。。

ハードな旅は、まだまだ続きます。。


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クスコ空港からタクシーをチャーターして続いて訪れたのは、
ペルー・クスコ近郊の聖なる谷にある、
プレインカ時代から続く「マラスの塩田」です。

渓谷沿いに唐突に現れる白い塩の畑。

たたみ4畳~8畳程度の大きさの大小無数の塩田がぎっしり。

高い塩分を含む温泉水を天日干しすることで塩を作っているそうです。

ドライバーのお兄さんも初めて訪れたらしく?、
珍しそうに一片持って帰っていました。

お約束のお土産物屋。

マラスの塩田(Salineras de Maras)で購入した塩。

250g入って、2ソル(61円)です。
うっかり言い値で買ってしまったのですが、
1ソルでも買えたかもー。(誤差の範囲ですが。。)

ミネラルたっぷりの力強い味がしました。

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ペルー・クスコ近郊の聖なる谷にある、
インカ時代の遺跡「モライ」に到着しました。

ここはクスコ発着の聖なる谷ツアーに入っていない遺跡なので、
タクシーをチャーターしたこの日に寄りました。

入場料は、10ソル。およそ300円です。

インカ時代、農業試験場に使用されたと言われる、モライ遺跡。

30mの深さがあって上部と下部の温度差は15℃にも達するそうです。

でも、ここまでのクオリティで造られているということは、
ただの農業試験場という訳ではない説もあります。

実際、巨大な逆さピラミッドみたい。

円の中心や左側に点々と立っているのが人です。
スケールの大きさがお分かりいただけますでしょうか?

左側は少し崩れていました。

修復中か、修復せずに残しているのか。知る術はありません。。

遺跡の真ん中まで下ることができます。

高地到着初日に激しい運動は避けたいので、
私は下りるのを控えましたが夫が果敢(無謀)にも下りて撮った風景。

真ん中は、すっごいパワースポットだったらしいです!!

ごろんと大の字に横になってパワーをいただく図。
でも、下って行ったということは、帰り道にはそれ相応に登らねばならず、
ここで吸収したパワーを、ここで使い果たしてしまったそうな。
(意味ないじゃん。)

訪れにくい立地にある分、見物人も少なめで
遺跡とがっつり向き合えました。

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クスコ空港に到着後、空港にある旅行代理店で、
空港から、マラス、モライを経由して、オリャンタイタンボまで行く
タクシーをチャーターしました。

ドライバーと直接、交渉する方が断然安いそうですが、
土地勘がなく、どこに連れて行かれるか全く分からないので、
ほんの気休め程度に安心な空港の代理店を通すことに。
(バッゲージクレーム脇。調子のいい怪しいおっさんがやっています。)

料金は一応、言い値の半額以下に値切って40ドル。
かなりぼったくられていますが、さっさと移動したいので早々に手打ち。
(エージェントのおじさんは、支払いのギリギリまで
金額をごまかそうともしていました。)

チャーターしたタクシーはこちら。

ドライバーは気のいいお兄さん。
スーパーに寄ってもらったり、写真スポットで止めてもらったり
こちらの要望を色々と聞いてくれたのでチップははずんじゃいました。

(早く帰って来いと、エージェントから何度も
電話がかかっているようでした。ゴメン、、、お兄さん。)

大自然の中をつっ走るドライブは最高!!

濃淡のグラデーションがはっきり分かる青空と雄大な山々。

生で見ると山の迫力が凄まじいです!!

インカ時代の段々畑が至る所も残っています。

インカの人々は勤勉で、そこら中に畑を作っていたそう。

ドライバーのお兄さんは英語が話せません。
(意思疎通はほぼジェスチャー。)

私たちが写真を撮っている間など寸暇の時間を惜しんで
一生懸命、英語を勉強する姿に胸が打たれました。
頑張れ!!お兄さん。

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